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Boston / ボストン
Biography

ボストン(英語:Boston)はアメリカ合衆国のハードロックバンド。実態はトム・ショルツ(Tom Scholz、1947年3月10日生まれ、ドイツ系アメリカ人)による作詞作曲、編曲、演奏、レコーディングエンジニア、総合プロデュースとレコーディング・プロセスのほとんど全てを行ったソロ・プロジェクトである。
ディープ・パープルに代表されるイギリスのハード・ロックと、ジェネシスやEL&Pなどのプログレッシブ・ロックをアメリカ人ならではのセンスでポップに消化して大成功を収め、1970年代後半から1980年代前半のアメリカン・ハードロック隆盛のきっかけを作った。また初期は似たような音楽性のジャーニーらと同じくアメリカン・プログレ・ハードにカテゴライズされており、メロディアスでキャッチーな作風からいわゆる「産業ロック」の代表格とも呼ばれた。
1979年4月、初来日公演「CHERRY BLOSSOM TOUR ’79」を、大阪、福岡、東京で6公演を開催。招聘元は、バン・プランニング(VAN PLANNING)。

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Boston / ボストンの活躍と経歴

トム・ショルツはアメリカ合衆国オハイオ州の出身。7歳からピアノを習い、マサチューセッツ工科大学在学中にギターを独学で覚える。大学卒業後はポラロイド社に就職しプロダクト・エンジニアとなった。仕事の傍ら、電気工学の知識を生かして自宅アパートに多重録音可能なスタジオを構築、そこで作り上げたデモ・テープがCBS Recordsに認められ、デビューの運びとなる。このスタート時点ですでに、(その後のことの成り行きを知っている現在からは)ショルツ側とレーベル側の思い違いがあったと言える。デモテープを聞いたCBS側の担当者は「現存するあらゆる(ロック・ミュージック)作品の中で、最も素晴らしい作品である」と評価したと言われる。

アルバムの制作はショルツの完成度の高いデモ・テープの内容を、プロのスタジオのクオリティで忠実に再現することに費やされた。ブラッド・デルプのボーカル以外はほとんどすべての楽器をショルツ自身が演奏しており、バンドのメンバーはデビューにあたってライブ活動を行なうために集められた。当初はライブ活動のことは念頭になかったショルツであるが、アルバムの発売に合わせてツアーを敢行することでプロモートとし、アルバムの売上を確実なものへとするのが当時のセオリーであったので、当然ツアーはするものと考えていたレーベルの強い勧めに従って急遽オーディションを行ったと言われている。

1976年、こうしてできあがったファースト・アルバム『幻想飛行』は、シングル・カットされた「宇宙の彼方へ(More Than A Feeling)」と共にヒット・チャートを駆け上がる。アルバムは全米3位を獲得し、同年だけで100万枚を売り上げ、2003年までに通算1700万枚のセールスを記録、アメリカン・ロックの新しい時代を開く歴史的作品となった。
1978年、ツアーの合間を縫って慌ただしく制作されたセカンド・アルバム『ドント・ルック・バック』も全米1位の大ヒットを記録する。本作は各バンドメンバーのクレジットがあり体裁上はバンドの形を取っているが、実際には全てショルツの指示通りプレイされているなど完全にショルツのコントロールが行き届いていた。

MCA Recordsへ移籍した1986年、アルバム『サード・ステージ』を発表。シングル・カットされた「アマンダ」が全米1位を獲得し、アルバムも2作連続で1位を記録。その後も悠々自適のペースでアルバムを制作、1994年に『ウォーク・オン』、1997年のベスト盤をはさんで、2002年にArtemis Recordsから最新作『コーポレイト・アメリカ』を発表している。約30年のキャリアでスタジオ・アルバムが5枚しかないという寡作ぶりである。

2013年、6thのスタジオ・アルバム「ライフ、ラブ&ホープ」を発表。国内盤はアヴァロン・レーベルより、輸入盤はFrontiers Recordsより発売された。

Boston / ボストンのメンバー

・トム・ショルツ(Tom Scholz、1947年3月10日 – )全楽器、ボーカル(1975 – )オリジナルメンバーで現リーダー。ライブでは主にギター・キーボード等を担当。
・ゲイリー・フィル(Gary Pihl)ボーカル、ギター(1986 – )現行メンバー。バリーの代わりとして、リード・ギターを担当。
・キンバリー・ダーム(Kimberley Dahme)ボーカル、ベース(2001 – )現行メンバー。唯一の女性。
・ジェフ・ニール(Jeff Neal)ドラム(2002 – )
・トミー・デカーロ(Tommy DeCarlo)リードボーカル(2008 – )ブラッド・デルプ追悼のため、自身がカラオケに合わせて歌ったボストンの曲をMySpaceで公開したところ、トム・ショルツの目に止まり、2008年夏のツアーよりリードボーカルとして参加することとなる。前職はホームデポのクレジットマネージャー。