1981年発表のアルバムを再発売。「トム・ソーヤ」「赤いバーチェッタ」「ヴァイタル・サインズ」他。 (C)RS

 ・ amazon : Moving Pictures

 ・ Google Play Music : Rush : Moving Pictures (1981)

ラッシュの複雑なソングライティングと音楽的技量は本作で、新たな高みに到達した。このうえなく耳なじみのいいプログレッシヴ・ロック・アルバムという極めてまれなアルバムなのだ――全編インストゥルメンタルの「YYZ」でさえ、ミュージシャンだけでなくリスナーの興味をも引くはずだ。なかでも一番の聴き所は「Limelight」――プログレッシヴロック・バンドのご他聞に漏れず、ステージでの体験について語った曲を書いている。その完成度はお見事の一言に尽きる。大部分がオーケストレーションされているが決してバンドの音を圧倒してはいないのだ。
「Tom Sawyer」とともに、SF映画とロード・ムービーを合体させたような「Red Barchetta」、壮大な「The Camera Eye」、警告的な「Witch Hunt」、「Vital Signs」もまた傑作である。「Vital Signs」では、本作の制作当時に芽を出しかけたデジタル・サウンド技術をいかしている。ラッシュの最高作と呼ばれることはおそらくないだろうが、一番とっつきやすいアルバムであることはまちがいない。(Genevieve Williams, Amazon.com)

1. トム・ソーヤ
2. 赤いバーチェッタ
3. YYZ
4. ライムライト
5. ザ・カメラ・アイ
6. 魔女狩り
7. ヴァイタル・サインズ